2014年5月23日金曜日

「柑」の字のつく、おいしいフルーツの秘密!

さっそくですが問題です!
         タタタ~ン!

『桶柑』・・・さてなんのことでしょう??
では
『椪柑』・・・んん・・?
続いて
『蜜柑』・・・おお、そういうことか・・・!
もひとつ
『金柑』・・・なるほどなるほど。
ついでに
『伊予柑』・・・あ~香りまでしてきた。

はい!もうおわかりですね、
上からタンカン、ポンカン、ミカン、キンカン、イヨカン。
おいしいミカンの仲間たちです。 

柑橘類ってたくさん種類がありますが、
この柑という字は『木偏+甘い』で、『木に生る、口に含むとうまいもの』という意味です。
たしかに蜜柑や金柑はその字で納得できるけど、
それじゃあタンはなんだ、ポンはなんなんだ!・・・って話ですよね。

タンカンは、いまの福建省から広東省で収穫されるおいしいみかんを
古代中国の行商人たちが短い桶に入れて大陸全土に売り歩き、
大反響を呼んだものなんだそうです。
それでこのミカンは「短桶」と呼ばれ、
海を越えて台湾を経由し南西諸島~奄美へと移植されてきました。

調べてみましたら、この桶という字、中国ではtong と発音するのです!!
(聞いてみてください。FORVO
      http://ja.forvo.com/word/%E6%A1%B6/
だから、桶に入れられた柑、桶柑=タンカンとなったのでしょうね。

私も「奄美大島から届いたおいしいタンカン、食べる?」と
母から分けてもらったりするのですが、
甘味たっぷり、たっぷりジューシーなタンカンはほんとうに絶品です。
また、その濃厚なジュースに含まれるビタミンCはみかんの約2倍なんだそうですね。
由来もわかったことだし、納得してゆっくりいただこうと思います。

お~っと、「ポン」のほうですが、
原産はインド、その産地の地名Poonaに由来するようですよ。



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