おふたりの絵はどちらも色使いが暖かく、明るい気持ちになりました。
母の友なので、もう70歳も後半ですが(バラしちゃいました)、
ご夫婦で共通の趣味をもち、こんな感動の記念まで共有できるなんて素敵です。
さて、同行してもらった従姉妹は女子美の油絵科出身、総代まで務めたアーティスト。
同じ都美術館ではいまメトロポリタン美術館展が開催中でしたので、美術作品の見かたを教えてもらういい機会となりました。
この美術展は、いわゆる画家や時代別でなく、草花とか農民たちとか大地や空、動物・・・などのテーマ別になっていて、
古代エジプト・ツタンカーメンのお父さん時代につくられた大麦のレリーフのあとにミレーやゴッホの麦穂の絵が並んでいたり、
プトレマイオス朝の猫の小像の近くに中世イタリアのライオンの頭の兜や1900年代の大理石でできたシロクマの像が置かれ、
エジプト時代のハヤブサの姿のホルス神の小像の横に、2羽の青いオウムがハイビスカスの木にとまっている様子がステンドグラスのようになったティファニーの作品。
・・・などなど、いつもの展覧会とはまた違った切り口からさまざまな作品をみることができて、とってもおもしろいものでした。
でもどの絵も見ていると、風景画はもちろんのこと、静物画であってもそこだけぺったり切り取られてるのでなく、描かれているときの時間の流れとかそこに広がる空間とか空気、風そんなものまで額から出てぐ~んと広がっていくように感じられるような気がします。 ・・・それが名画というものなのかしらん。
1月まで展示されるらしいので、それまでにもう一度訪れたいと思う美術展です。
一生懸命見て疲れたあとにはほっとするランチ、韻松亭が定番デス。
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