スーパーに買い出しに行く途中、
カーラジオからドラえもんの映画、
「STAND BY ME ドラえもん2」の主題歌が流れてきました。
この曲を聴きながら思い出したのは、
先日の「また やらかしちゃった」話で~す!
公立の高校で音楽を教えてかれこれ数十年。
生徒の姿は時代とともに変わりますが
みんなに伝えたいことは同じです。
音楽って面白い~!と乗り出してくるような内容になるよう
わたしも日々勉強。
そのときその学校の子どもたちの様子に合わせて
あれこれアプローチを考えます。
狙っていた面白さに気づいて
子どもたちの顔がパッと明るくなる、
その瞬間の反応をクックックと想像しながら微調整する、
これがおもしろいのです。
わたしがやっていて楽しんでなきゃ、
楽しさを伝えられませんもんね。
そしていまどき高校生との絡みも
楽しませていただいています。
さてさて、私の授業プログラムのなかに
【歌がうまく「きこえる」ヒトになる!】・・・というのを作っています。
うまく「なる」にはやはり長年の修業が必要ですし、
実のところ、自分が歌っていて楽しい・・・これで十分なのですが、
自己陶酔だけでなく、
まわりにもオッ!と思ってもらうような、
そう「きこえる」ためのテクニック、
これは結構カンタンにゲットできるものも。
それらを一緒に実践してみながら
歌に必要なことを考えていきますよ〜♪
まずはそのとっかかりとして
あの人イケてるとかウマイとか思うアーティストを
どんどん挙げてもらうのですが、
みなさまならどなたを想像しますか?
今回も、子どもたちから
MISIA とかドリカム とか、髭ダンとかヨネヅとか
リトグリ とか、ワンオクとか、いろいろ出てくるので
うんうん、そうだね~と書き出していたら
女子のひとりが手を挙げて
「●※△★◆!」
と言いました。
それがなんとも意外なセレクト!
「おお~~~っ ” さだまさし ”かあ~。
ほほォ~~ よく出たわねえ。
確かに彼の声で歌われた曲の数々は
心を打つわよね~~」
とか褒めながら、
この子はもしかして おばあちゃん子 なのかしら・・・と思いつつ、
黒板に書いていたら、
子どもたちがセンセー、センセーと爆笑しています。
振り返って、なあに?どうかした? と聞くと
みんなが口々に
「●※△★◆」「●※△★◆」と言っています。
「へ? さだまさし でしょ? どしたの?」
するとさっきの女生徒が
マスクをちょっとはずしてゆっくり、
「すだまさき」
「エッ、すだまさき・・・?」
"さだまさし" という
彼女のレアなその答えに感動し、
わたしたちの青春時代に戻っちゃってたため、
それ誰だっけ・・・
私の頭は咄嗟に整理できず、
野村真樹やら神田正輝とかが出てきてうずまく・・・
それを子どもたち察してか、
「あの菅原とかの "すが" って字が最初の~~~」
「あ~~~~っ!!
"菅田将暉"
ね~~~~」
アイ アンダスタンド!でございますよ!
時は戻りました。
こどもたち、ホッとした模様。
なるほどなるほど、いまどきでした。
大人気ですもんね~。
やだわ~~~やっぱり確かに現代っ子だったわ。
ひとりひとりの発言は大事にしたいけど、
あまりに意外だなあと思ったのよ~。
いや、そう聞こえるなんて
ワタシ自身が時代のアップデートされてない?
聴覚の老化・・・?
「大丈夫、大丈夫~!
マスクだから、いまみ~んな
声が聞き取りにくいんだよ~。」
聞き間違いをフォローしてくれる優しい生徒たち。
あ、さだまさしさんも一応知ってるそうです。
皆のやらかしちゃった聞き間違えの話や
まさにその「菅田将暉くん」の歌う
ドラえもん映画の話で花が咲いたのでした。
でも、あらためてみなさま、
みなさまもちょっと
モガモガと言ってみてください。
「さだまさし すだまさき」
・・・似てるように聞こえません?
ピクピク!
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