星になられた小澤征爾さんのニュースが
全世界を巡っています・・・
多くのかたが語ってらっしゃる彼の思い出。
わたしも、この機会に
少しだけど小澤さんとの忘れられない時間のことを
したためておこうと思います。
母の友人の紹介で
私が若~~いころ入っていた合唱団は
東京の松原混声合唱団 でした。
合唱指揮で国際的な評価を受ける関屋晋さんが指導され
日本のコンクールでは当時すでに殿堂入りの
実力派の合唱団です。
そのころ新日本フィルで指揮棒を振っていらしたのが
この 小澤さん(皆でそう呼んでいたのであえて「さん」で)。
このおふたりが出会って、
松原混声と湘南市民コールは関屋先生のお名前から
晋友会合唱団として、
小澤さんの演奏会でコーラスのある演目のときは
よく共演させていただいていたのでした。
練習でも合唱団メンバーを
一把ひとからげにすることなく
あの大きな丸い目でじ~っと
ひとりひとり御覧になってお話されるから
ドギマギしちゃったものです。
そしていつでも明るく優しく賞賛くださる。
そんな小澤さんとのステージは
最後の音が鳴り終わるといつも胸いっぱい。
合唱団のメンバーみんなも紅潮しています。
東京文化会館、年末の恒例の第九のときだったかなあ、
曲が終わり客席から万雷の拍手がきている最中、
ステージの段上でワタシ、つい、
「気持ちいい~!」って言っちゃって
パトリに「ゆみ、シッ!」て叱られたっけ。
喝采にもみ消されてましたけどネ。
友達と出かけた表参道の
ふと立ち寄ったアニヴェルセルカフェでは、
そこでまさに小澤さんがゴージャスな奥様と
ゆっくりお茶されているのに出会いました。
まわりにほとんど人がいなかったこともありますが
いろんな人を温かく受け止めてくださるオーラに
す~っと吸い寄せられてしまって、
恐れ多くもご夫妻にご挨拶しちゃいましたっけ。
するとまあ、
合唱団のしかも若手のぺーぺーだった私なのに
なんとも気さくに楽しくお話してくださり
これまた胸いっぱいになったのを覚えています。
残念、何を話したのかは忘れちゃった・・
こんな小澤さんだから
小澤さんの音楽だから
会っても会わなくても
きっと全国に心に残る思い出を
お持ちの方がたくさんいると思います。
直接はお会いできなくなってしまったのですが
ささやかながらも私のこれらの時間は
音楽に携わる者としても、ずっとこれからも、
色褪せない宝物です。
小澤さん、ありがとうございました。
❤お読みいただきありがとうございました❤
2 件のコメント:
レン🐶だよ😃
思い出を 宝物に ずっと 大切にしてください。
レンちゃんママ、ありがとうございます。
忘れないうちに、思い出をしたためました。
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