2012年5月18日金曜日

発見多し! ヨーキー・レオとのお散歩

犬を飼うようになってからほぼ毎日お散歩で外を「歩く」ようになりました。

とくにレオは右に左にあっちにこっち鼻を近づけては今日の街の匂いチェックに余念がないうえ、ついでに落し物(^_^;)まで何度もしてくれるので、おのずとわたしもルートのすみずみに目を懲らすようになります。



するとそれまで歩道というものは目的地へ向かうためのただの歩道というくくりでしかみていなかったのが、そこにはさまざまな季節を味わうデザインやそこを歩く人へのメッセージがあることに、おお~っ!\(^o^)/と感動してしまうことしきりです。

これがワンちゃんの落し物の始末をするため通りに膝をついて目線を犬の高さにするとまたまたさらに新たなる発見が・・・❤!
そんな出会いのなかからひとつ。

いつも散歩するルートにはたくさんの樹木が街路樹として植えられています。
それぞれにきちんとネームタグがつけられて、英語の学名、俗名、何科に属していてどこに多く分布していてどんな花がいつ咲くのか・・・などなど小さいプレートながらその花のことを丁寧にいっぱい紹介してくれているのですが、ついついそのままスルーしてしまってちゃんと読んだことがありませんでした。

そんななかいつもレオが頭をつっこむ低い木の茂み・・そこには「マルバシャリンバイ」とありました。
マルバシャリンバイ? なんて長いお名前でしょう。
ふうんと思いながら通過する日々。

しかしいつも出会うのに、この名前、トシのせいか複雑で憶えられない。
・・・ま、いいっか・・・
いやそのままではいけないのよ、頭の体操しないとどんどん退化しちゃうんだ、逃げちゃいけない。
今度こそ憶えるぞと決心して(決心しないと頭に入ってこない哀しさ・・・)、一気におぼえられないので、ではまず区切って読むことにしました。

音楽のリズム的には「マルバシャ」「リンバイ」とふたつに切って2拍で読むとアンバイよさそうです。

♪マルバシャ、リンバイ、マルバシャ、リンバイ、オ~~イェ~イ♪・・・なんてね。

しかしそれじゃあ、丸馬車(まるばしゃ)、リンバイ・・・?? リンバイってなんじゃ・・ですわね。
そこで馬車というイメージからハッと車輪(シャリン)を思いついたのであります(やっとネ)。
するとそこから、んじゃ、植物なんだから残った「バイ」は「・・・梅なの?!」

この植え込みはちょうど膝の高さくらいの低い丈でしたので、春を早く呼んでくれるように花を見上げる梅の木の「バイ」とはとてもとても結びつかなかったのです。
それからはするすると、残ったマルバは「丸葉」なんじゃないか・・・たしかに葉先が丸い!

私的結論!「マルバシャリンバイ=丸葉車輪梅」とする!

漢字をあてはめて自分なりにつかんでしまうと、難しくていろいろ勝手に悩んだだけに愛着もって、それからはそこを犬とともに通過するたびに、「おはよう、マルバシャリンバイちゃん❤」。
・・・うんうん、このさらりと言ってのけられるところ、人に聞かせたいくらいです。

でもそのままなのもなんなので、調べてみたら大正解!
それはわたしの当てた漢字のままで確かに植物辞典にて確認できたのです! ブラボー!

そんな街の出会いがあったところでした。
Nancyのご紹介で畏れ多くもコラムを担当することになった、お店のホームページ「なつかしゃ奄美」。 
その主であられるTOMOちゃんのレクチャーにて知ったのが、「大島紬の染色でとても大切なのはシャリンバイの樹皮や根のエキス」・・・!

おお、このわたしを悩ませたこの木が、この都会のなにげない植え込みの木が、鹿児島~奄美大島~大島紬とつながっていたなんて。
感動の瞬間なのでありました。


                  マルバシャリンバイ、花が咲きました。


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