「投げてもらったボールを一目散に追いかけ、
渡すまいと全身の力こめておさえこむ」
・・・ということでございマス。
ダブルおさえこみッ
さて、いつものように公園で
お気に入りのボールをポ~~ンと投げたつもりが
ダウンジャケットの袖口にあたって
レオの行く方向とは全く逆に
なんともショボ~~く転がって
コロコロおむすびころりん、
マルバシャリンバイとツツジの植え込みの中に
入っていってしまいました。
何とか見えるので
う~~んと手を伸ばしてみましたが
かなり奥深くまでいってしまって
固い枝が複雑に絡み合って届かない。
うひゃー、ヤバイ!
あきらめるか・・・
・・・でも失くすのいくつめ?
レオの好きなボールだしなあ・・・
・・・と横を見ると
レオがこちらにやってきました。
「レオ~~、みてみて
ボールがあの奥に転がっていっちゃったの。
取ってこれるゥ・・・?」
するとレオ、
わたしが指差した先を見て
まるで地球防衛隊のような顔つきになり、
こちらに敬礼したかと思うと (いや、そう見えたのデス)
あの川口浩探検隊のごとく
果敢に、険しいジャングルに
枝をかわしながら入っていったのでありますッ!
凛々しい姿でしたが
枝で身体を突きやしないかと逆に心配になって焦っていたら
なんと数十秒後、
みごとにボールをくわえて、レオ生還!!
私の前にポロッとボールを落として、
シャキ~~ン!
またゴキゲンな顔で
公園の落ち葉と戯れ始めました。
ゴロゴロリ~~ン!
レオのこのシーン、
散歩のなかの一瞬の出来事でしたが、
ママの無理なお願いを聞き取って、
黙って叶えてくれる彼の姿に
たくましい成長と頼もしさをみて、
胸熱~くしていた母なのでありましたァ~~!
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