ああ、恐るべき聴覚 そして 嗅覚！

 夜が深まったころ、

　「ねえ、お風呂上りにちょっとアレ食べない？　

　　なにがいい？」

そう言って、下のファミリーマートに行って

買ってきてくれたリュウ。

Thank you!

ホカホカ身体があったまったあとに

このひとくちがおいしいんだなあ。

ドゥフフフフ

パパとコハクは

もう寝室に行って寝ちゃったから、

そ～っとそ～っと

大好きなハーゲンダッツ・マカダミアンナッツの

ふたをあけて・・・

フィルムを  「ピッ・・・ 」と はがす。

・

・

・

・

・

　と　、

ニコニコ！

寝室にいたはずなのに

い・・・いつのまに～～～～？！

なにかこっそり食べようとするとき

そ～～～っと息をつめて開けるのに、

ビニールの音も

包みを開く音も

なんでいつも敏感に勘づくのでしょうか。

・・・かくして、

ダダをこねるわけでもなく

足元に立って

この純粋な目で

ただ じ～っと

見上げられていると・・・

・・・・・・

彼は

またしても

自分の研ぎ澄まされた感覚でもって

夜更けの禁断の甘露をゲットするのであった。

・・ちょっとだけヨ

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