2013年11月25日月曜日

迫力ある、女優友だちの芝居に感動!

23日、女優をやっている友達の公演に行ってきました。
短い1話完結のオムニバス形式のお芝居でしたが、
テーマはどれも、きっと誰もが思い当たる、心の底に潜む「魔女」の部分を描き出したもの。

4人の出演者が組み合わせを変えながら休みなく続けられる形だからこそ
彼女たちの持っているさまざまな顔や表現など、
いくつもある引出しの多さをみることができ、感心しました。

椅子が座りにくくておしりがちょっと痛かったのですが、
短い話なのにひとつひとつ、すぐにぐぐっとその世界に引き込まれていました。
いま私が所属しているゴスペルで、
実際に声を出しているとき以上に、音が出ていない間(ま)こそ、
フレーズで伸ばして遠くに放った音の後こそ、
放った音の放物線の描くその空間にどれだけの思いをこめるか届けているか、
そのあたりにこそこのメンバーの素晴らしさがあるんだ、
・・・とよく語られるのですが、

今日のお芝居も、すごいスピードで出演者同士の掛け合いが織りなされてゆく、
そのめくるめく速さのなかで、ふと立ち止まったり、ゆっくりになったり、
その緩急つけられた途中に訪れる、全く動きのない長い時間・・・
そういったところにすごく重い思いや叫びを聞くことができたような気がします。 

見ていて、演劇でも同じなんだなあと思いました。
ジャンルは違えども、同じ芸術なんだなあと思いました。  

今回は仲間とともに応援に行ったのですが、
帰る道々、そういった気持ちをすぐわかりあえて
あれこれ熱く語り合えるのも嬉しいこと。

かぶりつきの最前列にズラリ~ッと並んで観ることになっちゃいましたので、
彼女に余計なプレッシャーをかけてしまったかと、
芝居が終わってから
お風呂から出たてのように湯気の出てるような彼女を囲んで
みんなで大笑いでしたが、
歌のときとは確かに違うもう一面の、
彼女のツヤツヤのオーラがまぶしい一夜でした。

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