ウィーンフィルの来日コンサート!
9月26日金曜日、その御招待をいただき、
ありがたく心躍らせながら、一緒にサントリーホールに行ってまいりました。
その日は特別公演ということで、
すてきなパンフレットが用意されていて
開演前、幕間には
ホワイエに多くの種類のおいしいフィンガーフードなどのおもてなし。
おお、コンサート前にもうすでに至福の時ではないか・・・。
ふだんオーケストラのコンサートに行くときのワタクシメは
真ん中からちょっと後ろあたりの席をチェックするのですが、
今日のお席は 1階 4列 28番とのこと!
サントリーホールはステージと観客が近いのですが
う~~ん、これはもう、
オケメンバーの体温さえ感じられそうな場所じゃなくて?
さて、高円宮久子さまもおでましになられ、いよいよコンサートが始まりました。
今日のコンダクターはグスターボ・ドゥダメルさん。
彼はベネズエラの音楽を通じた社会教育システム
「エル・システマ (←よかったらこちらもどうぞ)」 出身です。
国をあげてバックアップされているこのシステムは、
小さいころからみんなで音楽を習う事で、
協調性や自立性、社会で生きていくためのスキルを
自然に、楽しく身につけていくというものです。
国の政策なので希望者は誰でも入れて費用もかからず、
平等に楽器が与えられます。
貧困層も多いという環境の国ですが、
このシステムのおかげで
こどもたちがギャングに育ってしまうことによる犯罪も減少したそうです。
そんな環境のなかでのびのび育った彼は、現在若き天才指揮者として注目の的。
26日の曲目もドラマティックなものがラインナップされていて
明るい彼の、若々しくエネルギッシュな指揮による曲の世界に
聴衆みんなグイングインと惹きこまれていきました。
さぁ~~て、今日のプログラムは、(音源として参考までに)
●ムソルグスキー はげ山の一夜 (←携帯ではこちらを)
●リムスキー=コルサコフ シェエラザード op.35 (←携帯ではこちらを)
席がまんなかより後ろのときには
オーケストラは「群」として捉えて聴くのですが、
今日はおひとりおひとりがよぅ~く見える場所でしたので、
個々を感じられて、とてもおもしろいものになりました。
たとえば
第二バイオリンの最後列にいるサンダーバードのブレインズによく似た彼。
宮崎駿さんかケンタッキーかといったコンバスのおじさまはゆったりとしたその体格からびっくりする指使いの速さ。
チェロでわたしの真正面にいらしたモナリザちゃんは
「うふ、コンマス、今日調子いいじゃな~い?」
みたいな感じで隣のチェリストと微笑みあいながら、曲を奏でるのがとても楽しそう。
みなさんお互いを意識されながら一体となっています。
メンバー全員の持つ、とことん極めつくされたがゆえに持つゆとりが
曲に大きな流れをもたらして
躍動的にも抒情的にも
ゆったりとその時その時を楽しませてくれる、さすがのウィーンフィル。
素敵な一夜でした。
26日のアンコールはシュトラウスⅡのエジプト行進曲 (←クリックください)
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