2012年9月14日金曜日

真珠の耳飾りの少女~マウリッツハイス美術館展

実は2010年の初冬、
母や叔母たちとともにオランダ・ベルギーを訪れていました。
クリスマスを控えたヨーロッパはすごく寒かったけれど
どこもほんとうにロマンチックで、美しい街々をゆっくり堪能しました。

その折にいくつかの美術館にも足を運びましたが、
フェルメールの描く「真珠の耳飾りの少女」を所蔵する
オランダ・ハーグのマウリッツハイス美術館
とても楽しみにしていたところでした。

マウリッツハイス美術館はバックに白鳥たちの浮かぶ池を抱く、
歴史感じるヨーロッパらしい美術館。
こちらです 
オランダ総督の邸宅だったそうですが、
規模こそこじんまりとしているけれど
その所蔵作品の数、すばらしさ・・・。
そしてそれらがいかにも特別!というのでなく
部屋の壁ににさりげなく次々と飾られているのが、
美術品が生活の中に溶け込んでいるといった感じで、いたく感動したものです。

そのマウリッツハイス美術館が改修のため、
このたび日本にそのすばらしい絵画の数々が来日しました。
なんと日本でまたあの感動の出会いができるのです。
hiromiちゃんにありがたいことにそのご招待券をいただきましたので、
幼なじみのattyanとともにまた芸術に浸るべくでかけたのでした。

展覧会もいよいよ大詰めの時期なので、
上野の東京都美術館は1時間以上並ぶほど大勢の鑑賞客であふれていました。

音声ガイドを聞きながらゆっくり進んでゆくと、
ほかと違って照明をかなり落とした部屋に
まるでアトラクションを待つようにロープが張られ、
最前列で見たい方はこちらへ!と並ばされました。

パンダの観覧のように
「立ち止まらないでご覧ください!」と叫ぶ係員の声は興冷めでしたので、
音声ガイドに今回BGMとして入っていた、
オランダの作曲家・スウェーリンクの
                  『イオニア旋法によるエコーファンタジー』
         まさにこの当時ぴったりの音楽。この計らいはNiceです! 
ヘッドホンのボリュームを大きくして聴きながら、その瞬間を待ちました。

すると・・・
たくさんの人が入れ替わり立ち代り流れていくなかに、
その少女はいました。
そして、ふっとこちらをふりむき・・・
「あ、ペコちゃん! また会いにきてくれたの?」
 そう言って懐かしそうにほほえんでくれました。   ウフフ。


少女の衣装が再現されていました。 

ところで
ベルギーはブリュッセル、グランプラス広場ほど近くにあるあのダンドワのワッフルが東京大丸で味わえるようになったとか!
まだ買っていないのですが、大きいのにさっくりと食べられてしまう、あの絶品の焼き立てのワッフルが再現されているのでしょうか。
願わくばすぐに食べられるカフェが併設されないものかなあ・・・。
あの食感、忘れられないのです。

・・・あ、また食べ物ネタで終わりそうデス。


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