叔母がスイスの絵本作家クライドルフの原画展に誘ってくれました。
彼の緻密な観察のもと一本一本繊細なタッチの線で丁寧に描き出された花や虫たちは、夢のように擬人化されて、そこに温かい彩りが加えられています。
こけももの赤いまるい膨らみをイヤリングにするというのは考え付くけれど、それをパフスリーブのお袖にもってくるあたりも、叔母とわたし、とても気に入りました。
彼の作品はどれも、構成を考えてこの絵にしたというのでなく、花々を見ているうちにこの絵もあの絵も湧き上がってきたという感じ。
そこが天才と英才の違いなのよと叔母にいろいろ教わりました。すごくその意味がわかります。
小さいころに、ブラウスの襟や袖にてんとうむしやかわいいひなぎくなどを刺繍したかわいいブラウスやワンピースを母がよくつくってくれたのを思いだしながら、彼の作品をひとつひとつ見入っていましたが、なんとうちに戻るとその母からこの間いっしょに馬喰町の孝富で選んだ生地のパワーネットで作ったプルオーバーが届いていました。
これまたこの夏からずっとおでかけに重宝しそうです。感謝感謝。
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