2012年7月12日木曜日

「とりき」の甘い罠


では9月、また会いましょうね!・・・・と生徒たちを送り出したあと、ひとり残った教室はとっても広く感じます。 
熱気でじっとり暑かったけれど、教室を閉めようと近づいた窓からすぅ~っと通る風。 いや~終わったわァと心まですぅっと開放される気がします。

そんなときソレちゃんから夜の焼き鳥女子会のお誘いが。

この解き放たれた気分のときになんてタイミングよいのでしょう。

鳥貴族 という人気チェーン店が有楽町にオープンしたんですって。ふだん280円均一らしいのですが、今日は全額半額だって! ホォ~これまたすごい。
今日はBobもRyuも遅いし、行っちゃえ行っちゃえ!

マンションの気の置けない3人でうきうきでかけるとそこは法律事務所などが軒を連ねる古~いビルヂング。
下に看板がたててあったしここよねェと5階に上ったエレベーターが開くと、焼き鳥のくすぶったにおいに満ちて居並ぶお客と狭い入口が。
なんとお待ちの列は横の階段の下、4階までまでのびていました。
その列の最後尾につけばいいのねと降りていって並ぶと、ほかのじゃまになってしまうのでもう一回、1階のエレベーター前に降りて並べと・・・。
しかも、その4階はエレベーターは止まらないらしいので、また5階に階段上がって下に下りろということ。
え~っ、なんにも下でそんな指示がなかったから上ってきたのにィ。お店の人も誰もいないからわからなかったのよ、詰めていただいて今エレベーターで上がってきた人3~4組はこのまま並ばせてほしいワと抗議したけれど、スイマセン、でもォ~といってまったく譲る気配のないけっこう強い店員。
開放感で満ちている優しいわたしたちだったので、結局また山登りして1階に降りてあげたけど、下では次々くる客をさばく対策を作ってなかったようで、バイトの店員が携帯片手に5階との連絡に大わらわ。
へんな待ち列のトップに据えられ、出る客いれば5階に上がれるというわけでもなくひたすら待つ。
店員もわたしたちもあんまり困ってるから、こうしたら?と提案すると
「それ、カッコイイっス~。」「惚れちゃいマス~。」
・・・で埒があかない。
いまの若者のコミュニケーションワード、お体裁なのかしら。ヤバイ、キモイ、もうほとつなんだったかな、おいしくてもヤバイ、まずくてもヤバイ、ほんとに語彙の少なさったら!

なあんてことも気の置けないメンバーで待ってるから面白くも感じられてあげられる心のゆとりをまだ残してあげられるうち、やっと呼ばれて上へ。  ・・・でもやっぱり並ぶのね。

そこまで待ってついに入店、まずは一杯! 焼き鳥コレクションを次々頼んで釜飯も頼んですぐさままたドリンク・・・・!

出てくるの・・・はやい。
鳥肉・・・・大きい。
ドリンクも・・・・はやい。
そしてなんといっても今日は全部140円。

・・・というわけで、事前がたいへんだったけど、急ピッチで快適な涼しさと見た目にも空腹から救われ、おもいきりしゃべり、、最後に3人で割ったらひとり1000円いかないという信じられないようなお伝票をみて、帰るときにはすべて許していたゲンキンなわたしたち。
ま、安さと引き換え、ネ。

でも、気分直しにビックカメラ丸の内側にできた6th by Orientalhotel のバーで1杯ずつオトナなカクテルをいただいてから帰途についたのでありました。

鳥貴族、略して とりき、あとでRyuに聞いたら、ここは彼ら学生たちの大のお気に入りの店なんだそうですね。



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