いまわたしが高校で年間展開している授業は
その場がウキウキ楽しくなっちゃうことはもちろんですが
どの時間も本人たちの
将来的な糧になるようにすることがわたしの目標!
扱うのはクラシックはもちろん、
ポピュラーはJ-POP、ジャズ、ロック、ゴスペルにミュージカル、
演歌(←ロングトーンの練習になるのよん)・・などなど網羅して、
それらをいろいろ組み合わせながら
生徒たちの様子で今のこの子たちに何が必要かを考えながら
今後社会に出て行っても
なんにでも応用できるテクニックや知識、
音楽に浸ったり楽しみ方を伝えたいと思っておりまする。
難しいことをを眉間にシワ寄せながら
難しそうに教えるのは、実は簡単です。
でも、
学校によって学究熱心だったり集中力散漫だったり
さまざまなお客層(…生徒たち)ですからネ~、
笑って簡単なことをやっているように思わせながら
実は大事なことをゲットさせちゃってる・・・・
この作戦でいくため、どう進めていくか
腕の鳴るところであります。
そんなワタシのプログラムのなかのひとつに
「オペラを語れるヒトになる!」
・・・というのを作っています。
有名どころオペラのいろ~んなストーリーを把握して
歌い方や表現法をポピュラーと比較しながら考えたり
その他雑学知識とともにつかんでいくのですが、
それらをやった仕上げにとして、
世の中によく知られていて~
高校生が歌いたくなっちゃうような曲を4曲・・・
●プッチーニのトゥーランドットから「誰も寝てはならぬ」
●同じくプッチーニのジャンニ・スキッキから「私のお父様」
●ヘンデルのセルセから「オンブラマイフ」
●ヴェルディの椿姫から「乾杯の歌」
ね、ね、よくご存知の曲でしょう~?
鼻歌だけでなく歌詞もちょっと口ずさめちゃったら
一味違ってカッコいいでしょう?
(なぜかしら、PCなら貼り付けたyoutubeが見れるのですが
スマホでは入らないのです・・・ごめんなさい)
もちろん原語で、
でもこのトライで全曲 では負担がありすぎるので
それがストーリー展開のもと、どんなシーンで歌われるのか納得したうえで、
曲の一部のおいしいところを切り取り、
短いけどできる限りオペラ風に歌いあげるのを楽しんでいただいています。
【誰も寝てはならぬ】は最後の♪ヴィンチェロ~で深い決然とした発声や
【私のお父様】は♪ベ~ロベッロで高い声の出し方を
【オンブラマイフ】は♪オ~~でロングトーン
【乾杯の歌】は音楽にのって広く遠くに歌い上げること・・・など
他のどんなジャンルの曲にも使える学べることがい~っぱい。
今までのどんな学校でも、
このプログラムは至って人気で、
ちょっと気になるけどあえて自らは踏み入れない、
そんな世界を知ることができちゃったってことが嬉しいみたい。
しかも、
街中でその曲がふと流れてきたときに
さりげなく詞を口ずさんで
親や友だちに「おお~~~っ」と
尊敬のまなざしを向けられるとか。
数年前、工業科の子たちを担当していたことがあって、
1年のときに受け持っていた生徒が
3年になって選択教科でまた音楽をとった子たちと再会したとき
おもしろがって乾杯の歌の前奏を弾き出したら
なんとみんな揃って
「♪リビヤ~モ、リビヤモネ リエーティカ~リチ・・・」
って、ソラで歌いだしたときにゃあ、
いや~~~感動しました。
覚えていたんですって。
さて今年の生徒たち、
文京区にある公立の普通科の3年生ですが、
バンドをやったり音楽が大好きで
明るく元気、愉快なイマドキの高校生。
4曲続けてみんなに歌ってもらったら
【私のお父様】が発声も表情も
なんか~こなれていて上手だったので
「ちょっとォ~、これがいちばん、みんなすんごく上手!」
すると子供たち笑って、
「だって、休憩時間とかに
みんなで大好きでよく歌ってるんだも~ん、
♪ミーピアチェベ~~⤴ロ ベ~ッロ! 」
わたし感心して、
「んまあ~~~あなたたち、
休憩時間に オペラ をくちずさんでるの?
なぁんて格調高い人たちなのかしらァ~~♥♥♥」
…と言うと、
だはははは~~~っと
みんなの笑顔が輝いていました。
高校時代は、社会に出ていく前に見識広める機会。
気に入ったらどんどん自分で伸ばしていくでしょうから
いっぱいいろんな種まきしておこうと思っています。
「ジャンニ・スキッキ?
あ~、あのまんまと大金せしめたおじさんのオペラね~」
「ウチら」も「オレら」も、
あいみょんやRADWIMPSもいいけれど
同じ土俵でプッチーニも語ってる・・・
まさに狙いどころでございます。
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