築地・豊洲問題。
その築地ドキュメンタリーで110分というから、
いったいどんな展開になるのと心配しつつ
Bobに連れてこられた映画館は
東銀座の東劇でした。
銀座と築地はじゅうぶん徒歩圏内ですが
その2地点を結んだ中間にあるここで
先行上映されているというのも
築地へのリスペクトということでしょうか。
その映画とは
「 築地ワンダーランド 」
都や都議会にうごめく、築地豊洲の
なにやらブラックな匂い・・・な~~んかとは
全く違うレベルで、
築地という市場に生きるおひとりおひとりの
魚を卸すということへの心意気、厳しいプライドを描いた
実にイキなもので、
観た後がさわやかになるものでした!
実は今までワタシ、
市場で働く人々の関係がよくわかっていなかったのですが、
「魚を釣ってくる漁師さんがいて、
市場で卸売という、いわゆるセリなどで仲卸業者に売る人がいて、
仲卸業者が市場に買い出しにくる小売業者や飲食店に販売する」
…というのが、市場で働く人々の関係 (←ここでさらに詳しく ) なのですネ。
ミシュランでも有名なお店の数々も
ここの仲買人の目利きあってのことで、
彼らに対する信頼度の高さというものにも驚きます。
その食材への鋭い判断力、思いが
ダイレクトにこちらに伝わってきて
いつの間にか映画に引き込まれていました。
市場のハード部分の老朽化のため
新しい場所でその魂を引き継ぎながら
また新しい歴史を作っていくんだという
未来への希望を感じさせながら、
映画は閉じられます。
https://twitter.com/Ariake_Tokyo
結局、
豊洲だ築地だという、単純な場所のモンダイなのではなく、
純粋に
日本どころか世界のなかでも
類を見ないほどの魚が集まってくるこの東京の市場で、
食材を求めてくる人々の
そのニーズに合わせたなかで
できるだけ品質のよい食材を選ぶ・・・
ここに市場のかたたちは
厳しいこだわりと大きなやりがい、
仕事に対する誇り を持っていらっしゃるのですね。
なので、
これからも天下の台所を司るために
清潔で快適な、仕事がやりやすい
未来の環境をしっかり整えてあげていただきたいです。
いろんなグルメ、
そして私たちも関わってくる、
日本の食の原点に携わる方々の情熱が
心地よくて・・・
これって食が好きなら
ぜひ観ておくべき映画だと思いました。
(10月15日から全国でロードショーされます!)
映画を観終わって
たまらず築地でランチにお寿司をいただいてしまった私たちでしたが、
帰りのクルマのなかでつけていたラジオから
折しも流れてきた音楽は
NHKのあの番組、「プロフェッショナル」 のテーマ曲、
kokuaのProgress 。
いま観てきた市場の人々の心意気と重なり、
かっこよくて感動しました。
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