でもこだわりの気持ちを持って
さりげなく丁寧に
心静かに
…連ねてしまいましたが
…連ねてしまいましたが
こんな感じで差し上げたいものがあるとき
やはり筆頭にあがるのが「空也」のもなか。
何でも手軽に便利に手に入ってしまう世の中ですが、予約して、お店まで足を運んでいただきに行きます。
・・・これがいいのです。
ポンッとキーボードを押して届けられるのを待つだけ、というのでなくて
差し上げたい方のことを思って電話して予約するところから
ドラマが始まっているってこの感じ。
歩道の木かげ、並木通りに面して引き戸があって、
のれんをくぐるとそこはほんとにちいさな一間ほどの和空間。
創業は明治だそうですが、ここにお店を構えたのは昭和24年だとか。
すでに個別に袋にいれられたものが用意されていて、ここで名前を言うと取っていただきます。
・・・ここまででもうなんともこの風情、この過程が古典文学的。
夏目漱石の名著 『吾輩は猫である』 に
幾度もでてくるからなおさらそう思えるのでしょうか。
↑ 写真をクリックしていただくと大きく ↑
こういったひと手間かけたところをわかっていただけるかたにまず差し上げたいな。ちなみに、『「空也」 とは、関東空也衆から来ている』、とよく語られていますが、
この関東空也衆とは踊り念仏の会だったようで、
「もなか」は、この踊るときに叩くひょうたんの形を元にしたのだそうです。
実はワタシ、昔から「もなか」というものが苦手でした。
なんといってもダイレクトに甘すぎるといったことや
かんだときに口内の上のあたりにまとわりつく皮とねばりつくような食感。
・・・これが原因でした。
ところがこの空也のもなかはお店のこだわりどおりとってもいい甘さ。
お茶を淹れてゆっくりといただきたくなります。
さて、Hちゃんが先日うちに遊びにいらしたときに
この空也のもなかを用意しましたが
ちょっと気分転換にピリカラなものも・・・と思って
わさび入りのおかきをみつけて一緒に出しましたら、
もうこれがビックリ!!
辛いのなんのって、
もう火を噴くというか脳天割りッていうか
たいへんなことになりました。
それは・・・
こちら、『 わさびの粋 わさび鉄火 』 ・・・!!
添えて出すものじゃあありませんでした。
危険に興味あるかたは覚悟して、こちらもぜひどうぞッ!
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