2015年3月27日金曜日

ライアーという楽器の繊細な響きを聴いてみませんか?


あまり親しみない名前でも
まずは、この映像でご覧いただければきっとおわかりになると思います。
ご存知!『 千と千尋の神隠し 』より「 いつも何度でも 」
どこかできっと一度は耳にしたことのある曲とその音色・・・
これがライアーでございます。

この楽器は、
1926にドイツの音楽家プラハトと彫刻家ゲルトナーによって作られたもので、
音楽療法の現場を中心に演奏されています。

お~っと余談! ネットの情報なので定かではないのですが、
  あのいま話題のイケメン俳優・斎藤工くん
 こどものころにシュタイナー学校に通われていた、とかですヨ・・・!


さてさてもう一度その音色をどうぞ。
こんな曲もライアーの響きで聞くとまた新鮮・・・
こうやって目の前にするとはっきりしているのですが、
実際聴くとその楽器の大きさからは想像できないくらい
静かな小さな音です。
でもほんとうに繊細な、まさに言葉どおり「琴線に触れる」音色を奏でてくれます。

ただ、10人くらいの編成のライアーコンサートでも
えっ聴力検査か?!と思わされてしまうほど音が小さいのです。
だからこそこちらも、その奏でられる音を受け取るには
耳を澄ます、雑念を払って心を純粋にする・・・
このコンサートでは
静かな森のなかのミューズをそっと見ているような、
そういった深い穏やかな気持ちを思い出させてくれるのです。
わたしの大学時代の友のひとりが
ご主人の仕事の関係でフィンランドに滞在したときにこの楽器に出会い、
その音色に感動して研鑽を積んで
いま日本・関東を中心にその演奏活動をしています。

実は今日は、彼女を含む3人のライアーアンサンブルコンサートが開かれましたので
仲良しのクラスメイトとともに応援に行ってまいりましたのでした!
今回の会場は東京オペラシティの近江楽堂
礼拝堂のようなちいさな空間ではありますが、
マイクもPAもないのに
いつもよりとてもライアーの音に包まれる気がしました。
このホールはその残響時間の長さが秀逸なのですね。
アコースティックなライアーにぴったり。
落ち着いた心静かな約2時間。
3人のミューズが幻想的な美しいときを紡いていきます。

おお、コンサートを終えて、ミューズが下界に降臨してきました。
EVE、今回もステキなひとときをありがとう。
ライアーの音色は
バタバタと世知辛い毎日のなかでつい忘れてしまう、
「足を止めて呼吸する」ということを思い出させてくれるのです。


            (・・・でもまたすぐ忘れちゃうからEVEよろしくゥ!)



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