今、レオの散歩でときどき通るはす向かいのマンションの角に、
芙蓉の花がたくさんひらいています。
芙蓉の花がたくさんひらいています。
満開のその大きな花の直径は、280mlのペットボトルの長さを超えるほど!
夏の歩道の大きなアクセントになっています。
レオよりもデッカ~~イ!!
芙蓉、むくげ、ハイビスカスって似ているのですが、
芙蓉は学名Hibiscus mutabilis ですし、むくげはHibiscus syriacus 。
やはりみんな仲間なんですネ。
この種類、芙蓉は大きな花びらがヒラヒラして、たおやか、という感じです。
中国ではとくに親しまれて陶磁器とか絵に描かれているのをよく見かけますが、
美しい女性のたとえとしてよく使われているようです。
芙蓉の花言葉を調べる (←クリックください) と、「繊細な美 しとやか」。
ところで、
この花が「芙蓉」と呼ばれるようになったという謂れが中国の民話にありました。
だいたいこんなお話です・・・。
『 昔、成都(中国南部の四川省です)にあった蓉家村に
美しく気立てのよい芙蓉 (←中国の読み方・クリックください) という少女がいました。
村の静かな川で米をといでいると、
金魚がやってきて、
「とてもおなかがすいているので何かください 」 と乞います。
そこで芙蓉は金魚に米粒を撒いてやりました。
美しく成長した芙蓉が自分の結婚式の前日、
米をとぎに川へ行くと、
いつかの金魚が現れて、
「明日の夜、妖竜がここを通り
その折に村は崩壊させられてしまうから、
あなただけは山に登り、そこで助けてもらいなさい。」 と告げます。
ただし、他の者には黙っていること・・・を条件にされるのですが、
芙蓉は黙っていられず、
かわりに村のみんなを非難させるのです。
芙蓉と婚約者は妖竜と戦い、
村人たちは無事にその夜を乗り越えることができました。
村は落ち着きを取戻し、人々は彼らを弔います・・・。
しばらくして岸辺の芙蓉の墓に1本の木が生え、
美しい花がたくさん咲きました。
この花は薄紅色の花びらに真っ白な筋が入っていて、
人々は、
白は芙蓉の純潔、
紅は芙蓉の熱情を示している と思い、
この花のことを芙蓉、と呼ぶことにしたのでした・・・。 』
この花にはそんな由来が・・・
花に少女の姿を重ねてみるようになりました。
花に少女の姿を重ねてみるようになりました。
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